サッポロホールディングスは、ビールやRTDなどの酒類、飲料・食品（レモン素材を中心）および不動産を柱に事業を展開する企業グループです。創業は1876年の「開拓使麦酒醸造所」で、140年以上にわたり生活に「潤い」と「豊かさ」を提供しています。
酒類事業では、黒ラベルなど個性あるブランドを軸に国内外でビールやすぐ飲めるお酒（RTD）を展開し、食品飲料事業では「ポッカレモン」を中心とした飲料・スープ等を手がけます。不動産事業は恵比寿・札幌・銀座などの資産運営やまちづくりを通じてブランド体験を創出します。
直近の業績では、全体売上5,308億円（前期比2.3％増）、営業利益は220億円（前期比41.0％増）などの数字が示され、国内ビールの品種構成や価格改定、不動産の稼働率改善が寄与しています。中期計画「Beyond150」を掲げ、人財戦略を重視しつつ海外展開も強化。海外酒類は約45カ国、海外飲料は約60カ国で事業を展開し、2026年の海外売上目標（酒類1,070億円、飲料330億円、CAGR約10％目標）を掲げています。
事業間でブランドを連携させるシナジーや、安定した国内ブランド基盤・海外ネットワークが特徴です。過去の歴史と複数事業の組合せで、地域社会のWell-beingに貢献することをめざす企業です。