今日は7社が発表されました。3ページに分けて紹介します。3ページ目です
京成(90090)
発表日:2025-10-31 権利確定日:3月31日・9月30日
優待内容(詳細)
京成電鉄の株主優待は以下で構成されています。基準日は3月31日および9月30日です。
- 株主優待乗車証(回数券式または定期券式を保有株数に応じて付与)
- 株主優待乗車証の交換制度(同社指定の各種商品・チケット等と交換可能)
- 株主ご優待券(1,000株以上保有対象):グループ施設等で利用可能な優待券
今回の変更点:交換可能商品の拡充および京成ストア割引券の利用範囲拡大(京急ストア・もとまちユニオンでの利用追加)。この拡充は2026年3月末基準(2026年5月送付分)から実施されます。
保有株数別の主な中身(概要)
- 100株以上500株未満:回数券式(電車) 1枚(一部交換商品に利用可)
- 500株以上1,000株未満:回数券式 1枚+継続保有でQUOカード500円分(条件あり)
- 1,000株以上:回数券式 2枚+株主ご優待券1冊+継続保有QUOカード1,000円分
- 5,000株以上〜、10,000株以上〜、30,000株以上〜:より多くの乗車証や定期券相当、継続保有クオカードの上積み等
注目すべき優待内容とその魅力
- 通勤・観光で使える「乗車証」性:京成沿線を日常的に利用する投資家にとって実用性が高い。定期券式へ交換可能なケース(上位保有者)もあり、実利に直結しやすい点が魅力。
- 交換商品の拡充:みさきまぐろきっぷなど旅行レジャー系商品が追加されれば、レジャー利用の選択肢が増え、利用価値が上がる可能性があります(2026年3月末基準分から)。
- 京成ストア割引券の利用拡大:京急ストア・もとまちユニオンでの利用が追加されることで、買物特典の利便性が向上します(基準日2026-03-31分より)。
優待新設・変更・廃止の影響と投資家へのアドバイス
- 今回の位置づけ:「変更(拡充)」です。交換可能商品の追加と割引券の利用範囲拡大が発表されています。
- 投資家への影響:利用範囲が広がることで、沿線利用者やグループ施設を使う投資家の実利が増す可能性があります。QUOカード等の金券が継続保有特典に含まれるため、中長期保有インセンティブも維持されています。
- アドバイス:
- 京成沿線をよく利用する人は、100株からでも乗車証の実利を得やすいため検討の価値あり。
- 拡充の実施は2026年3月末基準分からなので、変更後の実際価値を確認したい場合は2026年5月送付分の案内を待つとよいでしょう。
- 交換には複数枚まとめて必要となる場合もあり、実際の利便性を事前に確認すること(案内到着時に交換条件・有効期限をチェック)。
権利確定日と取得スケジュール(投資タイミング)
- 権利確定日:3月31日・9月30日(基準日に株主名簿に記載されていることが必要)
- 優待発送時期:原則、基準日分は翌月以降に発送(目安:3月末分→5月送付、9月末分→11月送付)
- 投資タイミング:権利を取得したい場合は、権利確定日に向けて株を保有(名義登録)しておく必要があります。売買手数料・配当とのバランスを考えて取得するのが基本です。
初心者向けの投資ポイント(リスクとリターン)
- メリット:沿線・グループサービスを利用する個人にとっては実用性の高い優待。保有株数に応じた段階的な優待があり、長期保有でQUOカード等の追加特典が得られる。
- 注意すべきリスク:
- 乗車証は金銭換算が明示されておらず、実際の価値は利用方法によって変動する。
- 交換にはまとめ枚数が必要な場合があり、中途半端な保有数だと使いにくいことがある。
- 継続保有特典は株主番号の継続が条件で、相続等で名義変更があると対象外になる点に注意。
- 実務的なアドバイス:
- まずは自身の利用シーン(通勤・買物・レジャー)と優待の実用性を照らし合わせて必要株数を判断する。
- 優待取得のための売買回転で手数料負担が出ないよう、総コスト(配当+優待価値−手数料)で採算を考える。
- 変更点(2026年3月末基準分からの拡充)は実際の案内(2026年5月送付分)を確認してから長期判断するのが無難。
注意事項(重要)
- 基準日は3月31日と9月30日です。権利確定日までに株主名簿に登録されていることが必要です。
- 交換申込方法・申込期限・有効期限・発送タイミング等の具体手続きは同封案内に従ってください。本記事は2025-10-31に取得した株主優待情報に基づいています。
(出典)本日取得した株主優待情報(発表日:2025-10-31)。優待の詳細・申込手続き等は、実際の同封案内および会社発表をご確認ください。
キーワード:株主優待、投資、配当、京成、乗車証、QUOカード