株主優待のススメ
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2026年01月16日発表の株主優待まとめ|ANAP・地域新聞社・八十二長野銀行・富士山マガジンのポイント解説

📄 記事要約: 2026年1月16日発表の株主優待情報をまとめました。ANAPはポイント制+ビットコイン抽選等へ変更、地域新聞社は地域特産と店舗割引中心、八十二長野銀行は2026年3月から500株以上対象の新優待導入、富士山マガジンは500株以上でデジタルギフトを継続保有で増額。各社の権利確定日・取得スケジュール、注意点、初心者向けリスクとリターンの観点で解説しています。出典:2026年1月16日各社発表。

ANAP(31890)

権利月:2月・8月/最小投資株数:100株

優待の概要(変更点を含む):

  • 新制度の主な構成:①当社株主優待専用ECサイトで使えるポイント(保有株式数に応じて付与)、②ビットコイン抽選プレゼント(500株以上かつSBI VC トレード口座保有が条件で抽選)、③子会社運営のエステサロン無料体験チケット(全員に進呈)、④ビットコイン専用ハードウェアウォレット「Jade Plus」の抽選(10名)
  • ポイント付与額:100株保有で3,000ポイント、500株以上で18,000ポイント、1,000株以上で40,000ポイント
  • ポイント利用条件:利用は商品購入価格の50%まで、発行日から6か月有効。贈呈は基準日から原則3ヶ月以内。
  • 抽選系の注意:ビットコイン抽選は500株以上かつSBI VC トレードでの口座保有とKYC(本人確認)が必要。受領や税務処理は株主自身の責任。

1. 注目すべき優待内容と魅力

ANAPはこれまでの割引券(30%割引券)からポイント還元型へ変更しました。ポイントはANAPブランド商品を含む多数のカテゴリで使え、実際に買い物で使いやすい仕組みです。加えて、ビットコイン抽選やエステ無料体験など“話題性”のある特典が混在しており、若年層やネットショッピング利用者にとって魅力的といえます。

2. 優待変更の影響と投資家へのアドバイス

  • 影響:従来の割引券より現金的価値が明確になり、ポイント額によっては優待価値が上がる場合があります。抽選型特典は必ず得られるものではないため、実利部分(ポイント)の比重が重要です。
  • アドバイス:ポイントの有効期限が6か月と短めなので、実際にANAPのECサイトで買いたい商品があり、期限内に使い切れる見込みがあるかを確認してから100株などを検討してください。ビットコイン抽選を狙うなら500株以上かつSBIの口座が必要な点も要注意です。

3. 権利確定日と取得スケジュール

権利確定日:毎年2月末日・8月末日。取得するには権利確定日に株主名簿に載る必要があります。一般に売買の受渡しの関係で、権利確定日の2営業日前までに買付を完了しておく必要があるため、証券会社の案内を確認してください。

4. 初心者向けの投資ポイント(リスクとリターン)

  • リターン面:100株で3,000円相当のポイントは、株価が安ければ優待利回りが高く見える可能性があります。エステ体験など金銭換算しにくい付加価値も魅力。
  • リスク面:ポイントの有効期限(6か月)や「1商品につき購入価格の50%まで」という利用上の制約で実際の価値が減る場合があります。抽選系の当選は不確定。ビットコイン受取では口座開設や税務対応が必要になります。

地域新聞社(21640)

権利月:2月・8月/最小投資株数:100株

優待の概要:

  • 100~999株:『ちいきの逸品』で使える割引券(1万円以上の購入で3,000円引)×3枚+千葉県中心の全10店舗で使える割引券(総額1万円分)
  • 1,000株以上:『ちいきの逸品』割引券(1万円以上で5,000円引)×3枚+全10店舗で使える割引券(総額1万円分)。さらに1,000株以上の株主を対象に抽選で「オリジナルちいき新聞」製作または記事掲載(抽選10名)
  • 発送スケジュール:8月末基準分は例年11月(定時株主総会招集通知に同封)、2月末基準分は4月頃に郵送予定。申込は必要(専用応募フォーム等)。

1. 注目すべき優待内容と魅力

地域新聞社の優待は地域特産の詰め合わせや店舗で使える割引券が中心です。地元色が強く、千葉県中心の実店舗利用や「ちいきの逸品」という自社プラットフォームでの買い物割引が主なので、地域の特産品を楽しみたい方や地元支援に関心がある株主にとって価値があります。

2. 優待の継続性・変更の影響とアドバイス

  • 影響:現行の優待は継続して実施されているが、今後の継続・変更は会社発表に依存します。過去に臨時優待(2025年10月末基準)があったため、臨時的な優遇が将来に繋がるかは不確定です。
  • アドバイス:遠方の方は店舗割引券の実用性が低くなるため、価値換算で優待利回りを慎重に評価してください。申し込み方法や利用条件(送料は割引対象外、1回の購入で1万円以上が条件など)を事前に確認することが重要です。

3. 権利確定日と取得スケジュール

権利確定日:毎年2月末日、8月末日。郵送スケジュールに合わせて、権利取得後の案内に従い専用フォームで申し込みが必要になります。取得のタイミングは前述と同様、証券取引の受渡し日を考慮して権利付最終日までに買う必要があります。

4. 初心者向けの投資ポイント(リスクとリターン)

  • リターン面:100株保有で総額約19,000円相当、1,000株で約25,000円相当と金額が明示されており、優待利回りを計算しやすい点が利点です。
  • リスク面:地域限定の優待であるため、利用機会が限られる点、利用条件(1万円以上の購入など)で使い勝手が下がる点に注意。株式分割などで単元数や株価が変化しているため、最新の株価・株数状況を確認してください。

八十二長野銀行(83590)

権利月:3月/最小投資株数:500株(年1回、基準日:3月31日)

優待の概要(新設):

  • 500株以上1,000株未満:1,000円分のQUOカード
  • 1,000株以上5,000株未満:3,000円相当のカタログギフト(長野県特産品や寄付から選択)
  • 5,000株以上:6,000円相当のカタログギフト
  • 保有期間要件:原則として1年以上継続保有が必要。ただし初回(2026年3月31日)は保有期間を問わず対象。

1. 注目すべき優待内容と魅力

地元長野県の特産品が選べるカタログギフトを用意しており、地域色が強い内容です。カタログの中で寄付を選べる点も特徴で、地元貢献を志向する投資家には魅力的です。

2. 優待新設の影響とアドバイス

  • 影響:銀行による株主優待は比較的珍しく、制度導入は地元株主への還元や株主拡大を意図したものと考えられます。最低対象が500株と高めなので、個人投資家の参入障壁はやや高くなります。
  • アドバイス:初回は保有期間不問で対象となるため、短期で優待を受け取りたい場合は基準日に合わせて保有する方法が取れます。ただし、制度継続や保有条件(同一株主番号での継続記録)には注意が必要です。口座移管や名義変更により継続要件を満たさなくなる可能性があります。

3. 権利確定日と取得スケジュール

権利確定日:3月31日(年1回)。取得するには同日までに株主名簿に記載される必要があります。初回(2026年3月31日)は保有期間不問で対象ですので、権利取得を検討する場合は株の購入時期を確認してください。

4. 初心者向けの投資ポイント(リスクとリターン)

  • リターン面:カタログギフトやQUOカードは実用品として交換しやすく、金額も明確です。
  • リスク面:最小投資株数が500株と大きく、投資コストが高くなります。長期継続保有の要件があるため、売買タイミングにより優待を逃す可能性があります。

富士山マガジン(31380)

権利月:12月/最小投資株数:500株

優待の概要(拡張):

  • 現行:500株以上でデジタルギフト25,000円相当
  • 変更後(2026年12月末以降適用):継続保有期間により金額が変動。6ヶ月未満は25,000円相当、6ヶ月以上は35,000円相当
  • 申込方法:案内郵送に従いWEB上で希望品目を選択して受取手続きを行う必要あり。選択期間を過ぎると受け取り不可。

1. 注目すべき優待内容と魅力

デジタルギフトでの提供は受け取りやすく、使い勝手が良いのが特徴です。継続保有で額が増える設計は、短期売買より中期保有を促す優待と言えます。

2. 優待拡張の影響とアドバイス

  • 影響:6か月以上の継続保有で優待額が増えるため、中期保有を前提にした投資家にとって魅力が高まります。一方で最小単元が500株と高めなのは注意点です。
  • アドバイス:継続保有判定は6月末と12月末の名簿記載で行われます。売買タイミングが継続判定に影響するため、優待目的であれば判定ルールをよく理解してから購入してください。案内の郵送後はWEBで申込が必要なので、申込期限を逃さないようにしましょう。

3. 権利確定日と取得スケジュール

権利確定日:12月末日(継続保有判定は6月末と12月末の名簿記載で判定)。優待案内は定時株主総会終了後に発送予定。権利取得のタイミングは一般的なルール(権利確定日の2営業日前までに買付)を参考にしてください。

4. 初心者向けの投資ポイント(リスクとリターン)

  • リターン面:500株で25,000〜35,000円相当のデジタルギフトは分かりやすく魅力的。デジタル提供なので即時利用しやすい利点があります。
  • リスク面:最小単元が500株と高く、かつ継続保有判定が細かいため短期狙いには向きません。WEB申込の期限を過ぎると受け取り不可となるため手続き漏れにも注意が必要です。

最後に(まとめと注意点)

本日(2026年1月16日)取得した各社の開示をもとに、4銘柄について優待の中身と投資上のポイントを整理しました。いずれも優待内容は具体的で魅力的な点がありますが、実用性(地域性・利用期間・申込手続き)や最低投資株数の差は大きく、投資判断に影響します。株主優待は配当と並ぶ株式投資の魅力ですが、優待だけで判断せず、株価・業績・自分の利用可能性(実際に使えるか)を合わせて検討してください。

出典:2026年1月16日付の各社発表(各社開示資料を基に作成)

キーワード:株主優待、投資、配当、優待利回り、権利確定日