株主優待のススメ

配当+優待で実質利回り“5%水準”を狙える!インフレに強い高還元3銘柄【KDDI・TOKAI・アスクル】

📄 記事要約: KDDI・TOKAIホールディングス・アスクルの3社は、優待と配当を合わせて実質5%前後の高還元を実現。物価高でも家計を守れる“生活密着型”の優待内容を、2025年10月時点の最新データで詳しく解説します。

配当+優待で実質利回り“5%水準”を狙える!インフレに強い高還元3銘柄

物価が上がっても、株を持つことで日常の支出を直接カバーできる──
そんな“生活を守る投資”が、いま注目を集めています。

今回は、2025年10月時点で配当+優待の総合利回りが5%水準に迫る
【KDDI】【TOKAIホールディングス】【アスクル】の3社を紹介。
いずれも財務健全で優待継続性が高く、インフレ時代の“家計防衛ポートフォリオ”に最適です。


1. KDDI(9433)|通信大手の安定配当+選べる実用優待

KDDIは、連続増配を続ける通信セクターの代表格。
株主優待は「Pontaポイント」「ローソン/成城石井の詰合せ」「寄付」の3択方式で、
どれを選んでも“生活で使える”実利が得られます。

📌 優待内容(2025年度)

  • 100株以上・1年以上保有:2,000円相当
  • 5年以上保有:3,000円相当
  • 権利確定:3月末
  • 選択肢:
     - Pontaポイント(au PAYマーケットで1.5倍に増量可能)
     - ローソン菓子詰合せ/成城石井レトルト食品・ワインセット
     - 社会貢献寄付「キボウのカケハシ」

💰 配当・利回り(2025年10月現在)

  • 株価:約2,340円
  • 年間配当:80円予想(2025年3月期)
  • 配当利回り:約3.4%
  • 優待利回り:約0.9〜1.3%
  • 総合利回り:約4.3〜4.8%(長期保有で5%水準)

💡 ポイント

  • 24期連続増配見込み(方針ベース)
  • 優待と配当を合わせた“トータル還元”重視の経営姿勢。
  • Pontaポイントをau PAYマーケットで増量すれば、実質利回りが5%超となるケースも。

2. TOKAIホールディングス(3167)|年2回×5コースから選べる“家計直結型”優待

水・通信・CATV・都市ガスなど生活インフラを手掛けるTOKAIホールディングス
株主優待は年2回実施され、QUOカードや水、通信割引など、日常コストを直接削減できる内容です。

📌 優待内容(2025年10月現在)

  • 権利確定:3月・9月
  • 5コースから選択
     - Aコース:天然水宅配(12L×1本)
     - Bコース:QUOカード(100株で500円、300株で1,500円)
     - Cコース:グループレストラン食事券
     - Dコース:TLCポイント
     - Eコース:LIBMO(通信割引)

💰 配当・利回り

  • 株価:約1,000円
  • 年間配当:34円(2025年3月期・2026年3月期とも計画)
  • 配当利回り:約3.4%
  • 優待利回り:約1.0〜1.3%
  • 総合利回り:約4.4〜4.7%

💡 ポイント

  • 年2回の優待で、実際の家計節約効果が高い。
  • ガス・通信など安定したストック型事業構造。
  • 「固定費削減×インフラ安定企業」という生活防衛型モデル。

3. アスクル(2678)|LOHACOクーポン年2回(合計4,000円分)+安定配当

通販大手アスクルの株主優待は、
LOHACOで使える割引クーポン(500円×4枚=2,000円分)を年2回(合計4,000円分)
日用品やペット用品、飲料などを直接購入できるため、“体感利回り”が高いのが特徴です。

📌 優待内容(2025年10月現在)

  • 権利確定:5月20日・11月20日
  • 内容:LOHACOで使えるクーポン(500円×4枚=2,000円分)を年2回
  • 利用条件:税込501円以上の商品1点につき1枚適用可

💰 配当・利回り

  • 株価:約1,500円
  • 年間配当:38円(2025年5月期予想)
  • 配当利回り:約2.5%
  • 優待利回り:約2.6%(4,000円÷150,000円)
  • 総合利回り:約5.1%

💡 ポイント

  • 年2回で合計4,000円相当の優待で実質5%水準。
  • 親会社Zホールディングスの支援で財務安定。
  • 生活必需品を“実質無料”で買えるインフレ対応型優待。

📊 3社の比較(2025年10月時点)

銘柄 配当 優待内容 配当利回り 優待利回り 総合利回り 特徴
KDDI(9433) 年80円 Ponta・ローソン・成城石井など 3.4% 1.0%前後 約4.5〜5.0% 通信大手の安定配当+実用ギフト
TOKAI HD(3167) 年34円 水・QUOカード・通信割引など5コース 3.4% 1.0%前後 約4.5〜4.7% 固定費削減型。年2回実施
アスクル(2678) 年38円 LOHACOクーポン4,000円相当(年2回) 2.5% 2.6% 約5.1% 実質キャッシュバック型優待

🧾 まとめ|“数字でも、使い勝手でも”5%水準の安心感

投資目的 最適銘柄 ポイント
安定還元・増配重視 KDDI 配当+実用ギフト。増配方針が続く通信大手。
固定費削減型 TOKAIホールディングス 水・通信など生活インフラ優待。家計直撃効果。
実用・節約体感型 アスクル LOHACOクーポンで“即現金効果”。

💬 総括

「数字で見る利回り」だけでなく、「生活で感じるリターン」まで含めて考えると、
この3社はいずれも実質5%水準の“生活還元株”

  • 優待が日常に使える=インフレに強い
  • 配当が継続・増配基調=安心して長期保有できる
  • 株価水準も安定的で、入門〜中級の優待投資家にぴったり

優待は“おまけ”ではなく、“生活を守るもう一つの収入源”。
配当と組み合わせて、着実に“支出を資産に変える”投資を始めましょう。