株主優待のススメ

5万円以下でも手が届く安心優待株3選【ヤマダHD・NTT・ソフトバンク】

📄 記事要約: ヤマダホールディングス・NTT・ソフトバンクの3社を対象に、5万円以下で始められる株主優待+配当による実質還元を、2025年最新情報をもとに解説します。

5万円以下だからこそ選びたい“安心×優待株”3銘柄

結論から言うと、5万円以下で手を出せる株主優待銘柄でも、皆さんご存知の大手企業があります!
その代表例として、ヤマダホールディングス(家電流通)、ソフトバンク(通信+プラットフォーム)、ちょっと変わり種としてNTT(通信インフラ)が挙げられます。
この3社は株主還元意識・事業基盤という観点で注目でき、少額投資でも「ちょっとお得感」を狙えます。


“5万円以下 優待株” で株式投資と株主優待を実体験!

近年、株式分割や価格調整が進んだことで、高額株ばかりだった優待銘柄にも数万円で投資できる銘柄が増えています。
ただ、優待利回りや配当利回りという指標は高ければ良いものではなく、株価が安い場合は何かしら業績や財務体質に課題があることも。
そこで今回は、業績の安定感があり、全国的に知られる大手企業で、かつ5万円以下で優待を楽しめる3銘柄を厳選しました。

初めて投資をしたい方や、「まずは優待を体験してみたい」という方にとって、手の届く範囲から始められるのは大きな魅力。
値動きが穏やかで日常生活にも関わる企業なら、株を持つワクワク感もひとしおです。


各銘柄の特長と注意点を“優待+配当”視点で深掘り

1. ヤマダホールディングス(証券コード:9831)

優待内容
ヤマダHDは、グループの家電量販店などで使える株主優待買物割引券を発行しています。

  • 3月末基準:100株以上 → 500円分(1枚)
  • 9月末基準:100株以上 → 1,000円分(2枚)
  • 優待券はヤマダ電機、IDC OTSUKAなどで利用可能。
  • 利用は1,000円ごとに1枚(500円)使用可。通販サイトや工事費用には使えません。

配当・利回り・投資額(2025年10月時点)
- 株価:約462円
- 100株購入額:約46,200円
- 年間配当:17円(予想)
- 年間優待価値:1,500円(3月+9月)
- 合計利回り:約6.9%(配当+優待)

強みとリスク
- 強み:全国の実店舗で使える優待券、生活に直結する実用性。
- 注意点:使用条件(1,000円ごと1枚)や有効期限に注意。


2. ソフトバンク(証券コード:9434)

優待内容
ソフトバンクは、2024年10月に株主優待制度を正式導入しました。
内容は、100株以上を1年以上継続保有している株主に対し、PayPayマネーライト1,000円分を進呈するものです。
対象基準日は3月31日および9月30日の年2回に設定されており、申請手続きにより受け取る形式となっています。

  • 対象:100株以上、1年以上継続保有
  • 優待内容:PayPayマネーライト1,000円分
  • 基準日:3月31日・9月30日(年2回) ただし、優待付与は年1回
  • 受取方法:申請制

配当・利回り・投資額(2025年10月時点)
- 株価:約210円
- 100株購入額:約21,000円
- 年間配当:8円(予想)
- 年間優待価値:1,000円(年1回分換算)
- 合計利回り:約5.7%(配当+優待)

強みとリスク
- 強み:通信事業を基盤に、PayPay・生成AIなど成長分野も保有。優待は実用性が高く、日常で使いやすい。
- 注意点:1年以上の保有が条件。優待を受け取るには申請が必要。


3. NTT(証券コード:9432)

優待内容
NTTは正確には株主優待ではありませんが、dポイントの進呈制度を導入しています。

  • 権利確定日:3月末
  • 条件:100株以上、2年以上保有 → 1,500ポイント 。5年以上継続で+3,000ポイント(6年目以降は付与なし)

配当・利回り・投資額(2025年10月時点)
- 株価:約158円
- 100株購入額:約15,800円
- 年間配当:5.3円前後(予想)
- 配当利回り:約3.3%
- 優待利回り:---
- 合計利回り:---

※優待利回りは、毎年dポイントが貰えるわけではないため算出せず

強みとリスク
- 強み:投資額が少なく、dポイントの使い道が広い。通信インフラという安定事業。
- 注意点:2年以上保有と5年以上保有が条件。それ以外の期間ではポイントが貰えず、短期投資では恩恵を受けにくい。

出典:NTT 株主さまへのdポイント進呈

“安心感”を重視するなら:比較と戦略

銘柄 必要投資額(100株) 優待の種類 継続条件 合計利回り目安 長所 留意点
ヤマダHD 約46,000円 買物優待券 なし 約6〜7% 全国店舗で使える実用性 使用条件あり、有効期限注意
ソフトバンク 約21,000円 PayPayマネーライト 1年以上 約5〜6% 実用性・話題性 申請制・制度改定リスク
NTT 約15,800円 dポイント 2年以上保有 --- 安定事業・少額で始められる 継続保有条件・エントリー必要

まとめ:5万円以下でも“企業の一員”になれる!

5万円以下という限られた予算でも、日本を代表する大手企業の株主になり、配当や優待を受け取る体験ができるのは大きな魅力です。
特にNTTのように1万円台から始められる銘柄は、投資デビューにも最適。
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優待制度や配当方針は変更される可能性があるため、購入前には必ず最新のIR情報を確認しましょう。