今日は15社が発表されました。5ページに分けて紹介します。3ページ目です。
三菱鉛筆(79760)
注目の優待内容と魅力:
三菱鉛筆は2025年8月7日時点の株主に対して、LAMYブランドの高級文具セットを贈呈します。内容は、万年筆「LAMY studio glacier blue EF」、LAMYの青インク替えインク5本入り、そしてA5サイズの罫線入りハードカバーノートという豪華セットです。文具好きやビジネスパーソンにとって実用性とブランド価値の高い優待品です。
優待新設・変更・廃止の影響と投資家へのアドバイス:
今回の優待は特別株主優待として、2024年6月末と2025年6月末の株主名簿に記録された100株以上かつ1年以上継続保有の株主が対象です。継続保有条件があるため、短期売買の投資家よりも中長期投資家に適した優待です。ブランド品の文具セットは希少性が高く、株主優待としての魅力度が高まっています。
権利確定日と取得スケジュール:
権利確定日は2024年6月末と2025年6月末の2回。優待の贈呈はそれぞれの基準日に基づいて行われます。投資タイミングとしては、6月末の権利確定日に向けて100株以上を1年以上継続保有することが必要です。
初心者向け投資ポイント:
100株から購入可能で比較的手が届きやすい銘柄ですが、1年以上の継続保有が条件のため、短期的な利益を狙うよりも長期保有を前提とした投資が望ましいです。優待品の価値が高いため、配当と合わせてリターンを期待できますが、株価変動リスクも考慮しましょう。
デュアルタップ(34690)
注目の優待内容と魅力:
デュアルタップは株主優待制度の電子化を発表しました。従来のQUOカード4,000円分が、2025年9月発送分よりQUOカードPay4,000円分に変更されます。さらに、長期保有株主(継続保有1年以上)には追加でQUOカードPay1,000円分が贈呈されます。電子化により利便性が向上し、長期保有優遇も魅力です。
優待新設・変更・廃止の影響と投資家へのアドバイス:
優待内容の電子化は時代の流れに沿った改善であり、利便性向上は投資家にとってプラスです。長期保有優遇の追加も株主の継続保有を促進します。投資家は制度変更を理解し、継続保有のメリットを活かす投資戦略を検討しましょう。
権利確定日と取得スケジュール:
権利確定日は毎年6月30日。株主名簿に記録された100株以上の株主が対象です。優待発送は9月下旬の株主総会決議通知とともに行われます。長期保有優待の条件は連続3回以上の株主名簿記録となっているため、最低でも3年以上の保有が望ましいです。
初心者向け投資ポイント:
100株から投資可能で、QUOカードPayという電子マネー形式の優待は使い勝手が良いです。長期保有優遇もあるため、配当と優待を狙う中長期投資家に適しています。株価の変動リスクを踏まえつつ、優待制度の変更点を理解しておくことが重要です。
西華産業(80610)
注目の優待内容と魅力:
西華産業は株式分割に伴い、株主優待の株数条件を変更しました。優待はクオカードで、保有株数に応じて金額が異なります。100株以上300株未満で1,000円分、300株以上500株未満で2,000円分、500株以上で3,000円分のクオカードが贈呈されます。クオカードは使いやすく、日常の買い物に便利です。
優待新設・変更・廃止の影響と投資家へのアドバイス:
株式分割により株数条件が変更されたため、投資家は最新の条件を必ず確認する必要があります。分割後の株数で優待金額が決まるため、分割前よりも少額の投資で優待を受けられる可能性があります。これにより、より多くの投資家に優待が届きやすくなっています。
権利確定日と取得スケジュール:
権利確定日は9月。100株以上の保有が基本条件です。分割後の株数条件を踏まえ、権利確定日に向けて株数を調整することが重要です。
初心者向け投資ポイント:
クオカード優待は使い勝手が良く、初心者にも分かりやすいリターンです。株式分割により投資単価が下がるケースが多いため、少額からの投資が可能になりました。ただし、株価の変動リスクは常に存在するため、分散投資や長期保有を検討しましょう。
以上、2025年8月7日に発表された株主優待の中から、三菱鉛筆、デュアルタップ、西華産業の3銘柄を紹介しました。各社ともに魅力的な優待内容と投資ポイントがありますので、権利確定日や優待条件をしっかり確認し、賢い投資判断を行いましょう。
出典:2025年8月7日各社株主優待発表資料