今日は7社が発表されました。3ページに分けて紹介します。1ページ目です
（出典：各社の発表・取得日：2025年11月11日）
ネポン（79850）
優待内容
2026年3月末日に株主名簿に記載された100株以上の株主に対し、一律でQUOカード5,000円を贈呈。贈呈品は2026年6月上旬発送予定の「第79回定時株主総会招集ご通知」に同封して送付されます。
1. 注目すべき優待内容とその魅力
- QUOカード5,000円が一律：保有株数による段階が無く、100株保有で確実に5,000円分のQUOカードが受け取れる点が分かりやすく魅力的です。
- 使い勝手：QUOカードはコンビニ等で利用できるため、実利性が高い点も評価できます。
2. 優待新設・変更・廃止にあたる場合の影響と投資家へのアドバイス
- 今回の実施は一時的措置の可能性あり：注意点に「記念・感謝としての一時的措置である点に留意」とあるため、継続性を期待して長期保有を決めるのはリスクあり。
- 投資家へのアドバイス：短期的にQUOカード目的での取得は有効ですが、業績や今後の適時開示を確認し、制度の継続性を過度に期待しないことが重要です。
3. 権利確定日と取得スケジュール（投資タイミング）
- 権利確定日：2026年3月末日（名簿に記載されていることが条件）
- 発送時期：2026年6月上旬（総会招集通知に同封）
- 取得の実務：権利確定日に名簿に記載されるためには、権利付最終日までに買付を完了しておく必要があります。具体的な権利付最終日は証券会社の取引カレンダーで確認してください。
4. 初心者向けの投資ポイント（リスクとリターン）
- メリット：100株で確実にQUOカード5,000円が得られるシンプルさ。
- リスク：優待が一時的措置の可能性があり、業績悪化時には廃止・縮小のリスクがあります。配当や株価変動も考慮してください。
- 総合：短期的な優待狙いは有効だが、長期保有の判断は業績動向を確認してから。
オーハシテクニカ（76280）
優待内容
基準日（3月31日・9月30日）現在の株主名簿に記載または記録された1単元（100株）以上保有の株主に対しておこめ券を贈呈。株式分割（1株→2株、効力発生日2026年1月1日）後も対象条件は「100株以上」のまま。長期保有（3年以上）には追加優遇あり（判定は同一株主番号で7回以上連続記載）。
1. 注目すべき優待内容とその魅力
- おこめ券（枚数は保有株数に応じて変動）：実需に直結する食品系優待で、実生活での価値が高い。ギフトや自宅消費どちらにも使いやすい点が魅力。
- 長期保有優遇がある点：3年以上の継続保有で枚数が増える区分があり、長期投資家にもメリットがあります。
2. 優待新設・変更・廃止にあたる場合の影響と投資家へのアドバイス
- 今回の発表では株式分割の実施が明記されていますが、優待の対象条件は変更なしとのこと。分割後も1単元＝100株の条件を満たす必要があります。
- 投資家へのアドバイス：分割により必要投資額が下がる可能性があるため、取得ハードルが下がる点は注目。ただし、具体的な額面（おこめ券の枚数・発送時期）を確認してから判断してください。
3. 権利確定日と取得スケジュール（投資タイミング）
- 権利確定日：3月31日および9月30日
- 株式分割の効力発生日：2026年1月1日（基準日：2025年12月31日）ですが、優待は従来どおり単元100株で判定されます。
- 取得の実務：取得したい基準日の名簿に記載されるよう、権利付最終日までに買付を済ませてください。長期優遇を狙う場合は、同一株主番号での連続記録を維持することが重要です。
4. 初心者向けの投資ポイント（リスクとリターン）
- メリット：生活必需品であるお米に換えられるため実用性が高く、長期保有優遇もある点が魅力。
- リスク：具体的な金額換算が開示されていないため、実際の優待価値を過大評価しないこと。分割後の流動性や株価変動も考慮。
- 総合：生活に直結する優待を低～中リスクで得たい投資家向け。長期優遇を狙う場合は連続記録の管理に注意。
メック（49710）
優待内容
現行制度（毎年12月末基準）：100株以上1,000株未満はQUOカード1,000円分、1,000株以上はQUOカード2,000円分。
変更後（2025年12月末基準から適用）：保有株数と継続保有期間に応じて支給されます。具体的には、100株以上500株未満は1年以上3年未満でQUOカード1,000円、3年以上で2,000円。500株以上は1年以上3年未満で2,000円、3年以上で3,000円となります。なお、2025年分は経過措置により継続保有1年以上の条件は適用されません。
1. 注目すべき優待内容とその魅力
- 継続保有を評価する仕組みへの変更：長期保有で優待額が増えるため、株主の長期定着を図る狙いが読み取れます。
- QUOカードは利用範囲が広く実用的で、少額ながら利便性が高い点が魅力。
2. 優待新設・変更・廃止にあたる場合の影響と投資家へのアドバイス
- 制度変更（優待の保有期間条件導入）：2025年12月末基準から継続保有条件を導入。短期での優待取得を常態化していた投資家は影響を受けます。
- 投資家へのアドバイス：長期保有を前提にした投資方針に合致する場合はメリット。短期でQUOカード目的のみの取得は効率が悪くなるため注意してください。
3. 権利確定日と取得スケジュール（投資タイミング）
- 権利確定日：12月末日
- 変更後は「継続保有期間」が判定に関わるため、12月末の名簿に同一株主番号で継続して記録されていることが条件になります。具体的な判定回数等は開示の定義に従ってください。
- 取得の実務：継続保有を満たすためには、名義変更や口座移管等で連続記録が途切れないよう注意が必要です。
4. 初心者向けの投資ポイント（リスクとリターン）
- メリット：長期保有で優待額が増えるため、長期投資家にとっては魅力的な改定。
- リスク：継続保有条件によって短期投資家や優待クロス狙いの効率が低下。名義変更や口座の扱いにより連続記録が途切れる可能性がある点に注意。
- 総合：QUOカードの額自体は小幅ですが、長期保有優遇を評価して中長期で保有する投資家には意味のある変更です。
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キーワード：株主優待, 投資, 配当, QUOカード, おこめ券