今日は23社が発表されました。8ページに分けて紹介します。4ページ目です。
このページでは以下3社を扱います。全体は8ページに分割しているため、他の銘柄は別ページでご確認ください（ページ4／8）。キーワード：株主優待, 投資, 配当
バルコス（77900）
優待内容の詳細：現行は100株以上で3,000円相当の株主優待クーポン（継続保有1年以上が必要）。発送は毎年3月総会後、利用期限は発送から同年9月30日。対象は直営店舗・公式オンラインショップ（会員登録要）・Barcos Coffee・バルコス旅館三朝荘で、商品総額10,000円（税抜）以上で利用可。
変更後（2025年12月31日基準名簿の株主から実施）：100株以上200株未満は5,000円券1枚、以降100株刻みで1枚増加、1,000株以上は5,000円券10枚（合計50,000円）。基準日は12月末日、発送は基準日から3か月以内、利用期限は発送から翌年3月31日まで。オンライン利用は会員登録必須。セール品・他券併用不可、おつりは出ない。
1. 注目すべき優待内容とその魅力
- 魅力：実店舗・宿泊・オンラインで利用可能なクーポンで使い勝手が良い点。宿泊券として旅館利用が可能な点は旅行好きに有益。
- 増額ポイント：制度変更で100株保有でも現行の3,000円相当から5,000円相当へ拡充され、保有株数に応じた上限（最大50,000円）まで増えるため、大口保有者にとっては価値が向上。
2. 優待変更の影響と投資家へのアドバイス
- 変更は優待拡充にあたり、株主メリットが増加。中長期的に保有を考える株主にはプラス材料。
- ただし利用条件（10,000円毎に1枚使用・おつり不可・セール除外）は実用面で制約があるため、実際の利用頻度と自己の消費パターンを照らし合わせて判断すること。
3. 権利確定日と取得スケジュール
- 権利確定日：12月末日。
- 取得タイミング：変更後は基準日（12月末）に保有していれば対象。現行の継続保有要件は変更後不要になる点に注意。
4. 初心者向けの投資ポイント（リスクとリターン）
- リターン：優待拡充で少数株でも価値向上。旅行・飲食利用が多い人には魅力。
- リスク：クーポンの利用制限や有効期限、セール除外など現金換算では制約あり。株価変動や業績は別問題のため、優待だけで投資判断をするのは避けること。
ｉ－ｐｌｕｇ（41770）
優待内容の詳細：デジタルギフト券を進呈。2026年3月末日基準は100株以上で対象（保有期間制限なし）、100株以上300株未満は2,000円相当、300株以上は6,000円相当。次年度以降は毎年9月末日基準で、原則継続保有1年以上が条件（2027年3月期は継続半年以上の例外あり）。権利確定後、株主名簿記載住所へ「株主優待のご案内」を送付し、案内に従ってデジタルギフト券を受け取る。
1. 注目すべき優待内容とその魅力
- 魅力：デジタルギフト券は利便性が高く、使い勝手が良い点。小口保有でも2,000円相当が得られる。
- スケジュールの柔軟性：初回（2026年3月）は保有期間制限がないため、新規投資で取りやすい。
2. 優待新設の影響と投資家へのアドバイス
- 優待導入（新設）により株主への還元施策が始まるため、投資家の関心を集める可能性あり。ただし会社の発表では業績への影響は軽微と見込まれている。
- 受取には案内に基づく手続き（住所や名義の反映）が必要な点に留意。住所変更等がある場合は受取できないリスクあり。
3. 権利確定日と取得スケジュール
- 権利確定日：初回は2026年3月末日（想定）。次年度以降は毎年9月末日。
- 取得タイミング：初回は保有期間制限なしで取りやすい。以降は継続保有1年以上が原則（例外あり）。
4. 初心者向けの投資ポイント（リスクとリターン）
- リターン：少額投資でデジタルギフト券が得られるため導入期は取りやすい。
- リスク：優待は将来変更される可能性があること、住所手続きや受取方法の手間、株価や企業業績への影響は限定的で優待目的だけの投資は注意が必要。
ユカリア（286A0）
優待内容の詳細：初回基準日は2025年12月末。毎年12月31日現在の株主名簿に記載された100株以上の株主に、同社が運営する検診サービス「スマート脳ドック」の受診優待チケットを贈呈。株数に応じて受診料が無料または割引（100株：割引で実質約5,500円相当、600株：50%割引、1,000株：無料）。全国約300の提携医療施設で利用可能。
1. 注目すべき優待内容とその魅力
- 魅力：健康関連サービスの優待は現物価値が明確で、検診受診の実費削減につながる点が魅力。1,000株で受診無料は大きな価値。
- 利用範囲：全国約300の提携施設で使えるため、実用性が高い可能性。
2. 優待新設の影響と投資家へのアドバイス
- 同社は初回導入のため、株主還元の表明としてポジティブ。優待が株主にとっての利用価値を生むため株主誘引効果が期待できる。
- ただし受診には予約・移動費等の実費がかかる点や、案内の詳細（有効期限等）を確認する必要あり。
3. 権利確定日と取得スケジュール
- 権利確定日：12月末日（初回は2025年12月末）。
- 取得タイミング：基準日（12月末）に株主名簿に記載されていれば対象。案内は翌年3月中旬頃発送予定。
4. 初心者向けの投資ポイント（リスクとリターン）
- リターン：健康関連の優待は金銭換算しやすく、実用性が高い。検診を実際に利用する予定があれば高い価値。
- リスク：優待取得のための株数（高額であれば1,000株）や受診時の追加費用、優待の有効期限・利用制限などの確認が必要。
まとめ・注意事項：本ページ掲載の情報は各社の発表（発表日：2025年11月14日）を基に作成しました。優待内容の適用基準日・発送時期・利用条件は各社の正式案内に従ってください。優待は魅力的ですが、株価変動・配当（配当は各社の別発表参照）・企業業績と合わせて総合的に判断することをおすすめします。
出典：各社リリース（発表日：2025年11月14日）