今日は7社が株主優待を発表されました。3ページに分けて紹介します。この記事は1ページ目です。今回は、エルテス、丸山製作所、共和コーポレーションの3社を取り上げます。株主優待の内容だけでなく、変更点や権利確定日、投資初心者が確認したいポイントも分かりやすく整理します。
エルテス(39670)
エルテスは、デジタルギフトを贈呈する株主優待を実施しています。2026年8月10日の発表は、デジタルギフトの交換先追加に関するもので、株数区分や優待金額などの基本条件は変更されていません。
優待内容と魅力
- 権利確定月:2月・8月
- 最小投資株数:400株
- 2026年8月末日基準日のみ:400株以上800株未満は1,000円分、800株以上は保有期間半年未満で5,000円分、半年以上で10,000円分
- 2027年2月末日基準日以降:400株以上800株未満は半年以上の継続保有で5,000円分、800株以上は半年以上の継続保有で10,000円分
交換先はAmazonギフトカード、Google Playギフトコード、PayPayマネーライト、QUOカードPay、dポイント、au PAYギフトカード、Visa eギフト vanilla、Uber Eatsギフトカード、図書カードNEXT、すかいらーくご優待券などです。今回、WAON POINT、nanacoギフト、Apple Gift Cardが追加されました。
ただし、PayPayマネーライトとnanacoギフトへの交換には5%の手数料がかかります。また、株主優待の案内に沿ってWeb上で交換先を選ぶ必要があり、選択期間を過ぎると受け取れません。
変更点と投資家へのアドバイス
2026年8月末日基準日では、400株以上800株未満の株主に、保有期間の条件なしで1,000円分が贈呈されます。一方、2027年2月末日基準日以降は、400株以上800株未満でも半年以上の継続保有が必要となり、半年未満の株主への5,000円分の優待は廃止されます。
半年以上の継続保有は、2月末日と8月末日時点の株主名簿に、同一の株主番号で連続2回記載されることが条件です。株式数に増減がある場合は、直近2回の基準日における少ない株数で判定されます。短期保有を考える場合は、2026年8月末日限定の条件である点に注意しましょう。
権利確定日と初心者向けポイント
権利確定日は2月末日と8月末日です。株主優待を受け取るには、通常、権利確定日に株主名簿へ記載されるための権利付き最終売買日までに株式を購入する必要があります。具体的な日付は取引所の営業日や決済制度を確認してください。
優待金額は魅力的ですが、400株または800株が必要です。優待だけでなく、株価変動、業績、配当の有無、必要投資金額を確認したうえで判断しましょう。
丸山製作所(63160)
丸山製作所は、2026年9月末日を基準とする株主優待から制度を変更します。通常の保有期間条件なしの優待はなく、1年以上の継続保有が必須です。優待品はQUOカードまたはデジタルギフトから選択できます。
優待内容と魅力
- 権利確定月:9月
- 最小投資株数:100株
- 100株以上200株未満:1年以上3年未満は1,000円分、3年以上5年未満は2,000円分、5年以上7年未満は4,000円分、7年以上10年未満は6,000円分、10年以上は8,000円分
- 200株以上:保有期間に応じて1,500円分から10,000円分。10年以上では、200株以上300株未満が9,000円分、300株以上500株未満が10,000円分、500株以上が15,000円分
デジタルギフトの交換先として、Amazonギフトカード、Google Playギフトコード、Visa eギフト、図書カードNEXT、PayPayマネーライト、QUOカードPay、各種ポイント、Uber Eatsギフトカードなどが予定されています。受取先は今後変更される可能性があります。
制度変更の影響と投資判断
従来の7年以上の区分は、100株以上200株未満が5,000円分、200株以上が6,000円分でした。変更後は7年以上10年未満と10年以上に分けられ、長期保有による優待金額の増額や、10年以上保有の区分が追加されます。
長期保有を促す制度のため、株主優待をすぐに受け取りたい投資家には向きません。これから購入する場合、2026年9月末の権利を取っても、1年以上の継続保有条件を満たす必要があります。保有期間だけでなく、株価下落リスクや配当を含む総合的な投資リターンを検討しましょう。
権利確定日と初心者向けポイント
通常の権利確定日は9月末日です。優待取得には権利付き最終売買日までの買付が必要です。なお、申込方法や優待発送時期は今回の資料では確認できないため、今後の案内を確認してください。
100株から対象となる点は初心者にも検討しやすい一方、1年以上の保有が必要です。短期的な値上がりを狙う投資とは異なり、長期保有に耐えられる企業か、業績や財務、配当政策を確認することが重要です。
共和コーポレーション(65700)
共和コーポレーションは、創立40周年を記念した今回限りの株主優待を実施します。2026年9月30日時点の株主名簿に記載され、100株以上を保有する株主が対象です。
優待内容と魅力
- 対象株数:100株以上
- 基準日:2026年9月30日
- 優待品:根元 八幡屋礒五郎と株式会社ブルームのコラボスクイーズセット、40周年記念オリジナルデザイン七味缶を各1点
- 発送時期:2026年12月下旬ごろより順次
- 申込み:対象株主へ発送されるため、申込みは不要と考えられます
コラボスクイーズは、長野県の七味唐辛子メーカーである根元 八幡屋礒五郎と、共和コーポレーションの子会社である株式会社ブルームによるコラボレーション商品です。通常の株主優待制度は変更されません。
記念優待の注意点と投資ポイント
今回の優待は創立40周年記念の一度限りの制度で、優待品の金額は明記されていません。そのため、優待利回りを計算して投資判断することはできません。優待品の内容やデザインは変更される可能性もあります。
権利確定日は2026年9月30日です。取得を希望する場合は、権利付き最終売買日までに購入し、基準日時点で100株以上を保有する必要があります。記念優待だけを目的に購入すると、権利落ち後の株価変動で優待価値を上回る損失が出る可能性があります。株主優待に加えて、業績、株価水準、配当の有無も確認しましょう。
今回の3銘柄を比較
- エルテス:デジタルギフト。2026年8月末は一部区分で保有期間条件なしですが、2027年以降は半年以上の継続保有が基本です。
- 丸山製作所:QUOカードまたはデジタルギフト。1年以上の継続保有が必要で、長期保有ほど金額が増えます。
- 共和コーポレーション:40周年記念の自社関連商品。100株以上で対象ですが、今回限りで金額は非公表です。
株主優待は投資の楽しみの一つですが、優待内容の変更や廃止、株価下落のリスクがあります。権利確定日だけでなく、必要投資金額、保有期間、配当、企業の業績を確認してから投資を検討しましょう。
出典:各社が2026年8月10日に発表した株主優待関連資料。