今日は10社が株主優待を発表しました。4ページに分けて紹介します。この記事は1ページ目です。今回は、NATTYHD、ファースト住建、GEIの3社を取り上げます。自社サービスの電子チケット、地域特産品、記念QUOカードなど、内容の異なる株主優待が発表されています。
なお、以下は2026年9月15日に発表された情報をもとに整理しています。株式投資では、優待内容だけでなく、株価、業績、配当、必要投資金額、権利落ち日の値動きなども確認しましょう。
NATTYHD(76740)
NATTYHDは、飲食関連の自社サービスを利用できる株主優待電子チケットを提供しています。今回の補足説明では、2026年7月31日基準日は従来制度を適用し、2027年1月31日基準日から拡充後の制度を適用することが明確になりました。
優待内容と魅力
権利確定月は1月・7月で、100株以上の保有が必要です。2026年7月31日基準日については、従来制度に基づき、100株以上の株主に株主優待電子チケット10,000円分が贈呈されます。さらに、創業15周年記念として、100株以上の株主には株主様限定ドリンクチケット1枚が同封されます。
2027年1月31日基準日からは、保有株数に応じて次のように拡充される予定です。
- 100株~199株:電子チケット10,000円分、ドリンクチケット1枚
- 200株~299株:電子チケット20,000円分、ドリンクチケット3枚
- 300株以上:電子チケット30,000円分、ドリンクチケット5枚
ドリンクチケットは対象店舗での飲食時に利用でき、1枚につきドリンク1杯、最大4名まで利用できます。ただし、1回の来店につき1枚限りです。自社サービスを日常的に利用する人にとっては、使い道をイメージしやすい優待といえるでしょう。
変更の影響と投資ポイント
今回の発表は、2026年7月31日基準日の優待を廃止・縮小するものではありません。まずは従来制度が維持され、その後の2027年1月31日基準日から優待内容が拡充されます。長期保有条件はなく、各基準日時点で株主名簿に記載または記録され、100株以上を保有していれば対象です。
- 2026年7月31日基準日:電子チケット10,000円分に、創業15周年記念ドリンクチケット1枚を追加
- 2027年1月31日基準日以降:保有株数に応じて電子チケットとドリンクチケットを拡充予定
- 注意点:電子チケットの利用条件や有効期限は、今回の情報では明示されていません
記念チケットの使用期間は2026年11月1日から2027年4月30日までです。2027年1月末日基準日のドリンクチケットは、2027年5月1日から2027年10月31日まで利用できます。権利確定日は1月末日・7月末日ですが、権利付き最終売買日などの具体的な日付は、証券会社の営業日カレンダーで確認してください。
ファースト住建(89170)
ファースト住建の株主優待は、QUOカードまたは食品です。対象となるには100株以上の保有に加えて、1年以上の継続保有が必要です。権利確定月は4月・10月です。
優待内容と変更点
100株以上300株未満では、QUOカード500円分が贈呈されます。300株以上では食品が贈呈され、2026年4月末日基準分は「手延素麺揖保乃糸 食べくらべセット(上級品・夢双・縒つむぎ)」です。
一方、2026年10月末日基準分から、300株以上の優待品が「揖保乃糸 黄金うどんセット(1包240g×3包)」へ変更されます。100株以上300株未満のQUOカード500円分と、1年以上の継続保有条件は変更されません。
- 100株以上300株未満:QUOカード500円分
- 300株以上・2026年4月末日基準:手延素麺揖保乃糸 食べくらべセット
- 300株以上・2026年10月末日基準以降:揖保乃糸 黄金うどんセット
継続保有条件と取得スケジュール
1年以上継続保有とは、4月および10月に確定する株主名簿に、同じ株主番号で3回以上連続して記載されることを指します。短期間だけ保有して権利を取得するタイプではないため、初心者は購入前に継続保有の判定方法を確認しましょう。
2026年4月末日基準分は、QUOカードが中間配当金関係書類に同封され、300株以上の食品は2026年7月ごろから順次発送予定です。2026年10月末日基準分は、QUOカードが2027年1月下旬発送予定の株主総会決議ご通知などに同封され、300株以上の食品も2027年1月下旬ごろから順次発送予定です。優待品の金銭換算額は公表されていません。
食品優待は楽しみがある一方、QUOカードのように金額が明確ではありません。投資判断では、食品の内容だけでなく、株価や配当、1年以上保有する間の株価変動リスクも考慮することが大切です。
GEI(92120)
GEIことGreen Earth Institute株式会社は、市場区分変更を記念した株主優待を実施します。今回限りの記念優待で、通常の株主優待制度や長期保有株主優待制度は設定されていません。
優待内容と権利確定日
2026年9月末日の株主名簿に記載または記録された100株以上の株主を対象に、株主1名につき一律QUOカード1,000円分が贈呈されます。保有株数による増額はありません。申込みは不要で、2026年12月上旬に定時株主総会招集通知と合わせて郵送される予定です。
- 必要株数:100株以上
- 権利確定日:2026年9月末日
- 優待内容:QUOカード1,000円分
- 保有期間条件:なし
- 実施回数:市場区分変更を記念した今回限り
初心者向けの注意点
保有期間の条件がなく、内容もQUOカード1,000円分と分かりやすいため、株主優待の仕組みを学ぶきっかけにはなります。ただし、記念優待は継続的な還元を意味しません。会社は今後の株主優待について、株主還元策を総合的に勘案して検討する方針です。
また、9月末の権利確定を目指す場合でも、権利付き最終売買日までに株式を購入する必要があります。具体的な日付は市場カレンダーで確認し、権利落ち日に株価が下落する可能性も踏まえて、QUOカード1,000円分だけを目的に無理な投資をしないようにしましょう。
今回の株主優待発表まとめ
今回の3社では、NATTYHDの自社サービス利用型優待の拡充、ファースト住建の食品内容の変更、GEIの1回限りの記念QUOカードがポイントです。
- 自社サービスを利用する人は、NATTYHDの利用条件と有効期限を確認
- ファースト住建は1年以上の継続保有と同じ株主番号が重要
- GEIは記念優待であり、今後も同じ優待が続くとは限らない
- 優待利回りだけでなく、株価、配当、業績、権利落ち後の値動きも確認
株主優待は投資の楽しみの一つですが、優待を受け取るための投資元本が大きく値下がりする可能性もあります。最新の会社資料や証券会社の情報を確認し、無理のない範囲で投資を検討しましょう。